防風通聖散の効果が知りたい!

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の効果はどのようなものなのか、気になっていませんか?

 

漢方マニアのあなたも、そうでないあなたも、防風通聖散という名前を、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

 

このサイトでは、防風通聖散はダイエットに効果があるのか、また期間や飲み方はいつからどのように飲むのが効果的なのかなど、防風通聖散のあれこれについてまとめています。

 

なお、市販薬としても複数のメーカーから防風通聖散が発売されています。ナイシトール(小林製薬)、コッコアポ(クラシエ)、ツムラ防風通聖散、ロート和漢箋などがあります。おすすめは、生漢煎「防風通聖散」です。

 

 

防風通聖散の効果や効能は?

 

漢方薬

 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)とは、漢方薬の一種です。体の水分循環を改善する効能があり、発汗、排尿を促して体温を冷まし、便通をよくします。デトックス効果があり、健康だけでなく、美容にも非常に効果的です。

 

防風通聖散の具体的な効果とは?

以下に、防風通聖散の持つさまざまな効果をまとめてみました。

  • 基礎代謝を高める
  • デトックス効果
  • 排便を促進
  • 排尿を促進

このように防風通聖散には、主に4つの大きな効果をもたらす働きがあるといわれています。

 

防風通聖散を服用することで、余分なお腹の脂肪にさまざまな角度からアプローチして、脂肪を分解・燃焼させ、排出を促進してくれるのです。

 

今まで肥満や皮下脂肪に悩まされていたけれど、どうしても痩せにくかったという方でも、防風通聖散を効果的に取り入れればダイエットが可能になることが期待できます。

 

漢方薬には体質によって向き不向きがある

しかし、漢方薬は誰が何を飲んでも効果が得られるわけではなく、体質によって向き不向きがはっきりとわかれます。逆に合わない漢方を使うことで具合が悪くなったり、副作用が強く出る可能性もあります。

 

漢方薬の服用にあたっては、体質と薬の相性を見極めることが重要になります。

 

では、この防風通聖散はどのような体質の人に向いているのでしょうか。タイプ別に見ていきましょう。

 

防風通聖散はどんな人に向いている?

防風通聖散に向いている人は、体力が充実している「実証」タイプの人です。体の水分循環の機能を高め水分代謝を良くする薬ですので、機能を高めることによって起きるエネルギー量の消耗に耐えられるだけの体力が必要です。

 

脂肪燃焼効果があり基礎代謝も上がりますので、皮下脂肪や内臓脂肪の多い人や肥満体質の人にも効果大のダイエット漢方薬だと言われています。

 

また、便通をよくすることから、便秘気味で腹部が膨張している太鼓腹の人には、高い便秘改善効果が得られる便秘薬とも言われています。

 

一般的には、防風通聖散は便通をよくする効能が知られていますが、体の熱を冷ます効能も、健康にも美容にも効果があることがわかっています。体の熱を冷ますので、寒がりな人よりも暑がりな人に適応があるとされています。

 

そのうえ、血流を良くし、動機、肩こり、のぼせといった高血圧にともなう症状を改善することもできるので、高血圧症の人にも適した薬であると言えます。

 

防風通聖散が向いていない人

逆に、体の虚弱な「虚証」や病後の人、普段から便秘をしない人、体型がすでに痩せていてスレンダーな人、発汗の多い人などは、防風通聖散には向きません。

 

その他の効能には、利尿作用がありますので、腎臓病や排尿障害のある人は慎重に取り扱う必要があります。

 

また、先ほど、高血圧の人に向いていると言いましたが、高血圧の原因や、持病によっては自己判断で服用しないほうがいいこともあります。

 

防風通聖散に含まれている麻黄には、心臓や血管に負担をかける交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれているためです。

 

それ以外にも、高血圧、心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある人は、医師、薬剤師または登録販売者に相談の上、慎重に取り扱いましょう。

 

薬をチェックする医者

 

防風通聖散で効果的にダイエット!

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の62番は、肥満外来などでも処方される薬です。おなかまわりタイプに効果がみられる漢方薬であり、期待される効果は「むくみを和らげる」「便秘を改善する」というものです。

 

特に便秘改善については、大きな効果が期待できます。漢方ですので、成分は天然由来のものであり、副作用や他の薬との飲み合わせで、問題が起きることも少ないと考えられます。

 

ダイエット目的の人であれば、薬に依存するより食物繊維を多く摂ることを考えるべきですが、何らかの理由でそれができない場合、防風通聖散はダイエット方法としても効果があるはずです。

 

またダイエット食品を摂ったり、食事制限で食事の分量を減らしてしまうと、便のかさが少なくなって大腸が刺激されにくくなり、排便に必要な蠕動運動が起こりにくくなります。

 

その場合は、サプリメント的な使い方で本薬を服用するという選択肢もありますが、まずは医師に相談して診断してもらい、慎重に服薬の開始や服用回数を判断するのが良いでしょう。

 

病院で防風通聖散を処方してもらうことは可能?

結論からいえば、防風通聖散を病院でも処方してもらうことは可能です。ただし、防風通聖散は漢方薬なので、漢方の効果に理解があり、精通している医師でないと、処方してもらえないかもしれません。

 

もし仮に、便秘の症状がひどくて病院を受診をした場合には、普通の便秘薬を処方されることもありますので、漢方薬の防風通聖散を希望する場合には、ひとこと「防風通聖散を処方してほしい」という旨を伝えてみましょう。

 

これで防風通聖散に代えてもらえる場合もありますが、確実に漢方薬を処方してもらいたいのであれば、漢方薬を扱っている肥満外来や専門の漢方内科を受診することをおすすめします。

 

ダイエットに効果的な飲み方

防風通聖散の満量処方とはどういう意味?

漢方薬の満量処方とは、医療用漢方薬の1日分で定められた生薬量の満量と同じだけ、生薬を使用している漢方薬のことをいいます。

 

漢方薬が作られる手順としては、まず、一日あたりで推奨されている基準量の漢方生薬を水と混ぜます。その後、エキスを抽出して乾燥させますが、この抽出された乾燥エキスを100%使用したのが満量処方となります。

 

防風通聖散には18種類の生薬が含まれていて、最大処方量は27.1gとされています。防風通聖散の満量処方は、成人で一日7.5gであり、1回あたり2.5gを経口服用します。

 

いつどのような服用方法で飲めば良い?

では防風通聖散はいつ飲めば良いのでしょうか。特にダイエットを意識しての飲み方は、朝昼晩の食事前4分を目安に服用する、というものです。かなり独特な漢方特有の味で、しかも顆粒です。

 

特に食事の直前ですから、この味にどうしても馴染めない、という人も多いかと思いますが、高い効果が期待できるので、まずは慣れるまで我慢して、多めの水と一緒に飲み続けることが必要です。

 

便秘体質の人でも、翌日にはお通じがみられるはずです。人によっては防風通聖散の成分が効きすぎてしまうということもあるようで、水様便になってしまうこともあります。

 

ただし便がそのような状態になってしまうこと自体は、さほど問題ではありませんので、便秘と一緒に痔を患っている人であれば、むしろ排便が楽になるはずです。漢方薬ですので、長期的に服用しても悪影響は少ないと考えられます。

 

注意点としては、むしろ服用を止めてしまうと、便秘体質の人はとたんに元通りになってしまいますので、多くの場合は防風通聖散を服用をし続けることが前提となります。

 

走る女性

 

防風通聖散の口コミや評判は?

防風通聖散はいろいろな会社から発売されている、かなりメジャーな漢方薬だといえますので、口コミや評価もネットなどで多く見られます。

 

実際に防風通聖散を飲んだ経験のある方々の口コミでは、「便秘症が解消した」「お通じが良くなる」「トイレが近くなる感じ」などという感想や声が多くあがっているようです。

 

その一方で、「あまり体重の変化は感じられなかった」という声もあるように、痩せ薬というわけではないので、やぱり飲んだからといって、お腹まわりに長年付いていたお肉や脂肪が、すぐに落ちていくということはないようです。

 

しかし、「飲んでいる期間中は便通がどんどん良くなって、トータルで2〜3キロの減量になった」という口コミや、2ヶ月で11kg痩せたとの口コミもあり、防風通聖散を飲むと新陳代謝がよくなったり、むくみ解消効果もあるようです。

 

防風通聖散を服用するときには、脂肪燃焼効果をより高めるために、適度な運動や食事制限なども取り入れてみると、効率的なダイエット効果が期待できるのではないかと考えられます。

 

ナイシトール、コッコアポ、ツムラ防風通聖散、ロート和漢箋の防風通聖散の比較

防風通聖散は生漢煎(アインファーマシーズ)のほかにも、複数のメーカーから販売されています。

 

代表的なのが、ナイシトール(小林製薬)、コッコアポ(クラシエ)、ツムラ防風通聖散、ロート和漢箋です。これらについて詳しく紹介します。

 

商品名 特徴、成分、効果、値段
生漢煎 生漢煎(アインファーマシーズ)は、満量処方の防風通聖散。有効成分エキス含有量が4,500mgで、そのうち防風通聖散27.1mgとなっっています。

【出典】生漢煎 http://www.xn--hex69by5e.com/

ナイシトール ナイシトール(小林製薬)の主成分である18種類の生薬を配合した防風通聖散は、体内に溜まった老廃物などを排出する漢方薬のひとつです。お腹の脂肪の分解、燃焼を促進し、高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、便秘、蓄膿症、湿疹、皮膚炎、ふきでものに効果があります。

ナイシトールは、お腹まわりの脂肪の気になる度合いに合わせて3種類用意されています。お腹の脂肪が気になり始めた方には「ナイシトール85a」です。これまでの1日3回から1日2回の新処方となり、漢方ダイエット用としても続けやすくなったのが特徴です。内容量と商品価格は、パウチ50錠900円、140錠2300円、280錠4500円です。
肥満症が気になる方には「ナイシトールG」です。肥満症に効果を発揮する成分が、同社の従来品と比べて2500mgから3100mgと1.24倍配合されているのが特徴です。値段は、パウチ84錠1450円、168錠2800円、336錠5200円です。
本気で肥満症にお悩みの方には「ナイシトールZ」です。お腹の脂肪の分解、燃焼を促進する主成分の防風通聖散科乾燥エキスがナイシトール史上最大の5000mgも配合されているのが特徴です。値段は、315錠6000円です。ナイシトールは、肥満症を改善したいお腹の脂肪に漢方の力で内側からじっくり効果を発揮する医薬品です。
【出典】ナイシトールの効果 http://www.diet-kanpo.com/

コッコアポ クラシエ当帰芍薬散のコッコアポシリーズには色々ありますが、それぞれ特徴があり含まれている成分や効果、値段が違います。

コッコアポEX錠は脂肪の代謝を促してお腹の脂肪が多い人の便秘に効果があります。便を柔らかくしてスムーズなお通じを促して肥満に伴う便秘の改善や、お腹の皮下脂肪が多くて便秘がちな人の肥満、脂質代謝を上げて余分な脂肪を分解して燃焼します。(参考・関連記事:「コッコアポLogic脂肪が減る仕組み 代謝編/タイプと処方編」。)主な成分はトウキやシャクヤクにセンキュウ、サンシシなどの生薬のエキス粉末です。値段は60錠(パウチ)希望小売価格1000円(税抜)、144錠2000円(税抜)、312錠4000円(税抜)です。
コッコアポG錠は過食や生活習慣などによっておこる肥満や常習便秘に効きます。ストレスがあって脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しい人の肥満、脂質代謝を上げて余分な脂肪を分解し燃焼します。主な成分はサイコやハンゲにショウキョウなどです。60錠(パウチ)1000円(税抜)、312錠4000円(税抜)です。
コッコアポLは運動不足や生活習慣などの水太りに効きます。他のと比べると含まれている生薬数が少なく、サイコやハンゲなどが含まれています。値段は60錠(パウチ)1000円(税抜)、312錠4000円(税抜)です。

ツムラ防風通聖散 ツムラ防風通聖散はツムラの漢方製剤です。ツムラはいろいろな漢方製剤を作っているので薬局で処方しやすいようにそれぞれに番号が振られています。医療用の防風通聖散の番号は62でツムラ62はツムラ防風通聖散のことです。包にも大きく62が印刷されているのが特徴です。

処方薬の薬価は1グラム当たり8.8円です。黄褐色の顆粒剤で1包が2.5グラム入りになっています。高血圧に伴う動悸・肩こり・のぼせや肥満症・むくみ・便秘の治療薬として効果があります。成分としてカッセキ・オウゴン・カンゾウ・キキョウ・セッコウ・ビャクジュツ・ダイオウ・ケイガイ・サンシン・シャクヤク・センキュウ・トウキ・ハッカ・ボウフウ・マオウ・レンギョウ・ショウキョウ・乾燥ボウショウの混合生薬の乾燥エキス成分を含んでおりそのほか軟質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物が添加されています。食前に水またはお湯で服用します。
第2類医薬品としても販売されており値段は24包12日分では本体価格2500円+消費税、64包32日分は5500円+消費税となっています。防風通聖散は800年前から漢方薬として用いられてきました。体力の充実している人向けの人気ダイエット薬です。

ロート和漢箋の防風通聖散 ロート和漢箋の防風通聖散には様々なシリーズがありますが成分の種類は同じです。ただ成分量や飲み方に違いがあります。

ロートの防風通聖散は錠剤タイプの漢方で、薬の効果を高めるために天然の生薬を使っていてエキス抽出方法や製剤方法も独自に行っているのが大きな特徴です。含まれている生薬の中でマオウ(麻黄)の効能に注目しているのはロートだけで、マオウにはむくみの改善や予防、邪気(ストレス状態や不摂生の外的要因)での体調不良の改善効果があると言われています。むくみやすい体質やストレスが原因で便秘がちな人におすすめの漢方薬です。
ロート和漢箋の防風通聖散シリーズのそれぞれの商品の比較です。新・ロート防風通聖散錠Tは値段が4082円(224錠)で28日分、含まれている成分量は3333mg で1回4錠を1日2回服用します。新・ロート防風通聖散錠Z は値段が4780円(252錠)で28日分、成分量は3750mgで1回3錠を1日3回服用します。新・ロート防風通聖散錠満量は値段が5300円(264錠)で22日分、成分量は5000mgで1回4錠を1日3回服用します。マオウやカンゾウにケイガイ、レンギョウやダイオウなどの18種類の生薬をじっくり抽出したエキスを配合していて、脂肪を内側から分解し燃焼してお腹周りの脂肪など肥満症の改善に効果が期待出来る漢方薬です。

 

その他にも下記のようなものがあります。

  • 新防風通聖散エキス錠(小太郎漢方製薬)
  • 防風通聖散料エキス錠 創至聖
  • 防風通聖散料エキス錠「東亜」 (北日本製薬)
  • 防風通聖散エキス錠(大峰)
  • アンラビリSS(阪本漢法)
  • 防風通聖散(一元)
  • JPS漢方顆粒−45号(ジェーピーエス製薬)

 

防風通聖散のダイエット効果をより引き出す食事や運動

防風通聖散とは、肥満症に効果があるとされる漢方薬です。しかし、決して痩せ薬ではありません。

 

成分について

防風通聖散の成分は、防風、麻黄をメインとして、大黄、連翹、桔梗、芍薬、薄荷、白朮、芒硝、山梔子、滑石、黄ごん、生姜、荊芥、当帰、甘草、石膏、川きゅう、といった18種類の薬草から構成されています。

 

主に身体の熱や炎症を冷ましたり、無駄な水分を取りのぞき、むくみを改善する効果や、便通をよくする効果があります。

 

これらのことから、脂肪を落とす効果もあると言われており、体質改善を行うことのできる漢方薬として、とても注目されています。

 

効果的な食事・運動

ただし先程も言ったように、防風通聖散は痩せ薬ではないので、食事と運動量がとても重要なポイントになって来ます。

 

防風通聖散には、食欲増進ホルモンのグレリンの分泌を抑える作用があるので、食事はバランスが良ければ、大幅に食事量や摂取カロリー、消費カロリーを見直す必要はありません。

 

基礎代謝を上げ、脂肪燃焼を促進する作用もあるので、散歩や水泳、ジョギングやサイクリングなどの有酸素運動と組み合わせると、より一層ダイエット効果があります。

 

飲むタイミングは食間の空腹時か、運動前が良いとされています。防風通聖散を効果的に用いるには、自分の体質に合っていることを十分確認した上で、運動ダイエットの補助的な役割として取り入れることが必要です。

 

また注意点としては、下痢や吐き気、発汗過多などの副作用もありますので、取扱いには充分気を付けましょう。

 

和食

 

防風通聖散の効果はいつから現れる?

防風通聖散はダイエットに加えて、デトックス効果もある800年の古い歴史があります。漢方の古い古典「宣明論」にも記載されている経験の長い漢方薬で、口コミでも人気があります。

 

飲むのに適した時間

防風通聖散を飲む時間ですが、漢方薬のほとんどは、食前に飲むのが一般的だといわれています。食前というのは食事の30分くらい前のことです。

 

この時間に飲むのが良い理由としては、漢方自体の原料が植物や鉱物、動物性由来の製薬ということから、食事の延長という漢方医学の考え方によるものなのです。

 

いつから効果が出る?

飲み始めていつから効果がでるかというと、漢方薬ですので、目的は体質改善のためであり即効性はないです。用法を守って運動と合わせて使うことで、より効果があらわれてきます。

 

効果期間は?

効果期間としては、一か月から二か月続けると、徐々に効果が表れてきます。ですが便秘は辛いので、あわせてヨーグルトなどを食べるのがおすすめです。

 

特に、夜ヨーグルトを食べる習慣にすると、胃腸の消化作用や腸内環境の働きも好転していくので、便通がよくなっていきます。

 

防風通聖散の副作用

防風通聖散は「漢方薬だから副作用はない」と思われがちですが、体質が合わない場合や飲み合わせによっては、肝障害や間質性肺炎などの重篤な副作用が現れることがあります。

 

偽アルドステロン症とは

防風通聖散の成分の一つである甘草は、「偽アルドステロン症」が副作用として知られています。偽アルドステロン症とは、血中のアルドステロンが増えていないのに、高血圧症やむくみなどのアルドステロン症の症状を示す病態のことです。

 

初期症状としては、手足のむくみやしびれ、めまいなどがあげられます。甘草やその成分であるグリチルリチンは、肩こりや腰痛、生理痛などの痛み止めとして様々な医薬品に使われているので、過剰摂取になりやすく、服用量にも注意が必要です。

 

また、エフェドリンやテオフィリンといった交感神経刺激作用のある薬との併用も、慎重に行わなければなりません。複数の薬を飲み合わせる場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。

 

その他まれに見られる防風通聖散の副作用とは

防風通聖散はあくまでも薬なので、ごくまれにではありますが、体質によっては下記のような副作用の症状が出現する場合もあります。

  • 発疹
  • 発熱やかゆみ
  • 食欲不振
  • 体の倦怠感
  • 褐色尿
  • 黄疸

もしもこれらの症状が現れた場合には、ご自身の体質に防風通聖散が合っていないことが考えられますので、早めに病院や専門医に相談されることをおすすめします。

 

効果別・お悩み別漢方薬いろいろ

 

いろいろな漢方

 

ここでは、防風通聖散以外に、漢方薬として有名なおすすめ商品を紹介します。代表的なのが、葛根湯、麻黄湯、小青竜湯など。これらの特徴・効果、主なメーカーや製品名についてまとめてみました。

 

葛根湯とは

漢方薬の中でも最も有名で、風邪には葛根湯として広く知られています。ぞくぞくとした寒気をともなう風邪の初期症状に効果的です。

 

葛根湯の特徴は、血行促進、鎮痛作用のため生薬が血行、発汗を促して代謝を高め、老廃物の除去をしてくれます。頭痛、節々の痛み、風邪かなっと思ったらすぐ服用すると、かんたんに治ります。

 

葛根湯には眠気を誘う成分が含まれていないので、仕事や運転に影響する心配がありません。また血管を拡張させる成分が含まれているため、心臓への負担もありません。

 

漢方薬は、含まれる生薬の量などが、日本薬局方で細かく決められています。そのためメーカーによって処方量が違います。満量処方と記載されている製品がありますが、日本薬局方通りの処方剤で1日最大配合量であるということです。

 

主な製品名には、顆粒タイプがツムラ漢方とクラシエから、さらに第一三共からカコナールなどがあります。顆粒タイプは吸収が早く効果的です。

 

もっと速効性があるものとしては、エキス剤タイプがおすすめで、ツムラ漢方やクラシエなどから発売されています。佐藤製薬のストナや、第一三共のカコナールエキスもおすすめで、ドラッグストアなどで購入できます。

 

葛根湯は、風邪だけでなく筋肉痛にも効果があるので、常備薬として一元製薬や小太郎漢方の葛根湯の錠剤もおすすめです。

 

麻黄湯とは

麻黄湯の特徴は、去痰効果や発汗作用があることです。風邪のひき始めに飲むと体が温まり、効果が上がります。

 

製薬メーカーも、風邪やインフルエンザの治療に効果が高い薬として、麻黄湯を販売しています。各社メーカーから、顆粒状やドリンクタイプ、錠剤など様々な形で出ています。

 

例えば、顆粒タイプの製品では、ツムラのツムラ顆粒漢方シリーズ麻黄湯、クラシエの麻黄湯エキス顆粒i、ビタトレールの麻黄湯顆粒エキスAなどがあります。

 

顆粒タイプの特徴は、漢方薬本来の水に溶かして飲む摂取方法なので、体に浸透しやすく効果も高いことです。

 

顆粒を飲む時に、味で抵抗があったり、風邪気味の人にあげたい場合などは、ドリンクタイプもメーカーから出ているのでおすすめです。第一三共ヘルスケアのルル内服液麻黄湯、ツムラのツムラ漢方内服液麻黄湯などがあります。

 

ドリンクタイプの特徴は、通常の漢方よりも飲みやすく調整されていることです。瓶タイプなので、短期間で使い切るのに向いています。

 

家や会社で複数の人が服用するため、たくさん常備しておきたい場合は、錠剤タイプも良いでしょう。一元製薬の一元麻黄湯は、昔から常備薬として愛されています。

 

麻黄湯を飲む時の注意点として、お腹を壊している人や、循環器系の病気の人には向いていませんので、使用する際は必ず確認するようにしましょう。

 

小青竜湯とは

小青竜湯とは、主にアレルギー性鼻炎・喘息の症状がある人に用いられる漢方薬です。院で処方されることが比較的多く、鼻風邪、気管支喘息、花粉症など広い範囲の症状に用いられます。

 

発汗作用があることが特徴で、発熱・腫れ・痛みといった体調不良を発散させます。他にも、水分バランスの調整が期待できます。

 

西洋医学的な効果としては、気管支拡張作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用などがあげられます。

 

具体的な使用法は、風邪の引き始めに服用することで、寒気やくしゃみ、大量の鼻水が軽減されます。また服用に適するのは、体力がある程度(中くらい)はある人で、暑がり・発汗量の多い人・極虚弱状態の人には向いていません。

 

主なメーカーには、ツムラ(ツムラ小青竜湯エキス顆粒:医療用)、コタロー(コタロー小青竜湯エキス細粒)、三和生薬(三和小青竜湯エキス細粒)があります。

 

その他、クラシエ・大杉・JPS・帝國漢方・本草・太虎精堂といったメーカーの同漢方薬の製品名にも、「小青竜湯エキス細粒」もしくは「顆粒」の文字が入っています。

 

錠剤タイプもあり、製造販売しているメーカーには、高砂(オースギ小青竜湯エキスT錠)、大峰堂(クラシエ小青竜湯エキス錠)などがあります。

 

このほかにも有名な漢方薬として、大柴胡湯、防已黄耆湯などがあります。

 

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