肥満症って何?

肥満症の定義を考える子供

 

肥満とは?

肥満とは、太っている状態を表し、特定の病気を指す言葉ではありません。体脂肪計で肥満の度合いを測る方法がありますが、体脂肪計は、まだまだ正確な指標とはなりえないところがあります。そこで、肥満を測る指標として、BMI(Body Mass Index)というものが使われます。計算の仕方は、体重(kg)/身長2(m)です。
WHOによる肥満の判定基準は、BMI30以上を肥満としています。一方、日本では、日本肥満学会が、BMI25以上を肥満としています。
この肥満に対して、肥満症という言葉がります。これは、肥満が原因となっている特定の健康障害があるかどうかや、健康障害が予測されうる内臓脂肪がたまっているかどうか、そしてその結果から体重減の必要性があるかといったことをもとに、判断します。肥満は病気ではありませんが、肥満症はれっきとした病気です。

 

健康障害とは

では、健康障害とは、どのようなものをいうのでしょうか。

 

  • 耐糖能障害
  • 脂質代謝異常
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・脳血栓
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 脂肪肝
  • 整形外科的疾患(変形性関節症・腰痛症など)
  • 月経異常
  • 肥満関連腎臓病

 

以上のような病気と肥満が重なれば、肥満症と定義されます。

 

また、スクリーニングとして、立位、呼気でのウエスト周囲長が、男性なら85cm以上、女性なら90cm以上で、内臓脂肪型肥満の可能性が濃くなり、腹部CTスキャンの結果、内臓脂肪面積が100平方cm以上の場合は、肥満症ということになります。

 

そして、関連する疾患には2種類あります。内臓脂肪の蓄積による脂肪細胞の質的異常と皮下脂肪の蓄積による脂肪細胞の量的異常です。
前者には、耐糖能障害、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症、痛風、冠動脈疾患、脳梗塞、脂肪肝、月経異常、肥満関連腎臓病などが含まれます。
後者には、睡眠時無呼吸症候群、肥満低換気症候群、整形外科的疾患などが含まれます。

 

肥満症の改善方法

いずれにしろ、肥満症になったら、改善方法をいろいろ試さなければなりません。
まず、食事療法です。カロリーや脂肪を制限しながら、栄養バランスを考慮します。ビタミン、ミネラル、アミノ酸などをしっかりと摂ることも大切です。不規則な食生活を改め、間食などはストップします。
次は、運動療法です。基礎代謝アップをするためには、筋肉をつける必要があります。ウォーキングや軽いジョギングなど、できることから始めましょう。慣れてきたら、筋力をつけるトレーニングをします。
これら以外にも、薬物療法や手術などが行われる場合があります。

 

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